唾液のチカラってすごい!

💧唾液のチカラ
― 唾液の減少が虫歯・口臭に関係しているって本当? ―
こんにちは!
秋から冬にかけて空気が乾燥し、「なんだか口の中がパサつくなぁ」と感じる方はいませんか?
実はそれ、唾液の分泌量が減っているサインかもしれません。
唾液は“ただの水分”ではなく、私たちの口の健康を守るための“天然の万能液”なんです✨
今日は、唾液の働きと、減ってしまうと起こる虫歯・口臭の関係についてご紹介します。
🦷 唾液のすごい役割を知っていますか?
唾液は、1日に約1〜1.5リットルも分泌されているといわれています。
その中には、私たちの口を守るためのさまざまな成分が含まれています。
唾液の主な働きはこの5つ👇
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洗浄作用:食べカスや細菌を洗い流して、口の中を清潔に保つ。
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抗菌作用:細菌の増殖を抑え、虫歯や歯周病を予防。
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再石灰化作用:酸で溶けかけた歯を修復する。
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緩衝作用:食事で酸性に傾いた口の中を中性に戻す。
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潤滑作用:食べ物を飲み込みやすくし、会話もしやすくする。
つまり、唾液がしっかり出ている=口の中が健康的な状態なんです。
💦 唾液が減るとどうなるの?
では、唾液が減ってしまうとどんな影響があるのでしょうか?
① 虫歯になりやすくなる
唾液が少ないと、食後に口の中の酸が中和されにくくなり、
歯の表面(エナメル質)が溶けやすくなります。
さらに、再石灰化も進みにくいため、虫歯のリスクがぐんと上がってしまうのです。
② 口臭が強くなる
唾液には細菌を洗い流す作用があります。
分泌が減ると細菌が繁殖しやすくなり、
その細菌が発するガスが不快な口臭の原因になります。
③ 口内炎や歯周病が起こりやすくなる
乾燥した口の中は、粘膜が傷つきやすくなります。
細菌が繁殖しやすいため、歯ぐきの腫れや口内炎ができることも。
🌬️ どうして唾液が減ってしまうの?
唾液の分泌が減る原因はいくつかあります。
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加齢:年齢とともに唾液腺の機能が低下
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ストレス:緊張状態では交感神経が優位になり、唾液が減る
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薬の副作用:抗アレルギー薬や降圧薬など
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口呼吸:鼻づまりや習慣で口を開けて呼吸している
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水分不足:寒くても水分補給を怠ると乾燥の原因に
「最近、口の中がネバつく」「話しにくい」と感じたら、
それは唾液不足のサインかもしれません。
💧 今日からできる!唾液を増やす5つの習慣
① よく噛む食事を心がける
噛む刺激が唾液腺を活性化します。
おせんべいや根菜など、しっかり噛む食材を取り入れましょう。
② 水分補給をこまめに
寒い季節でも、体内や口の中は乾燥しやすいです。
こまめにお水やお茶を飲みましょう(糖分入り飲料は控えめに!)
③ 口呼吸をやめる
無意識に口が開いていませんか?
鼻呼吸を意識することで、口の中の乾燥を防げます。
④ 舌の運動をする
「パ・タ・カ・ラ体操」は有名ですね!
口を動かすことで唾液腺が刺激され、分泌量がアップします。
⑤ リラックス時間を作る
ストレスをためないことも大切。
深呼吸をしたり、ゆっくりお風呂に入ったりして、心と体をリラックスさせましょう。
🪥 それでも乾燥が気になるときは…
市販の「口腔保湿ジェル」や「スプレー」を使うのも効果的です。
また定期的な歯科健診にて、専用の保湿ケアや生活アドバイスを受けることで
症状の改善が期待できますよ。
🌸 まとめ
唾液は私たちの口を守る、まさに“天然の歯みがき剤”。
唾液が減ると虫歯・口臭・歯周病など、さまざまなトラブルが起こりやすくなります。
これからの乾燥シーズンは、
「よく噛む・よく笑う・よく潤う」を意識して、
唾液のチカラでお口の健康を守りましょう!✨